涙の女王は、ただの財閥ラブコメではなく「夫婦が壊れかけたところから、もう一度“味方”になり直す」という物語でした。
リアタイはできなかったのですが、配信で一気見した結果、笑った直後に泣かされた作品ですね。
まさに「結婚生活の危機を迎えた夫婦に、奇跡のように再び愛が芽生える」そのものな物語でした。
ので今回は自分の中の復習と、気になってるけど見るのを迷っている人のために、簡単なあらすじ&各話のネタバレありのあらすじを紹介しますので、お話させてください!
涙の女王の簡単なあらすじ(ネタバレなし)
舞台は巨大財閥「クイーンズグループ」。
百貨店の女王ホン・ヘイン(キム・ジウォン)と、田舎出身の超優秀弁護士ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)は結婚3年目。
結婚当初は大恋愛だったのに、今は会話もぬくもりも消えた夫婦。
夫ヒョヌは「もう無理だ」と離婚を決意します。
ところが、妻ヘインが「余命3か月」と告白したことで、2人の関係は最悪の形で再スタートを切ります。
ここに「財閥の乗っ取り」と「妻を狙う影」が絡んできて、ラブコメのようで、後半はわりとガッツリサスペンスになります。
舞台は都会のクイーンズグループと、ヒョヌの故郷・龍頭里(ヨンドゥリ)、そしてドイツへも広がっていきます。
ここまで聞くと「よくあるやつ?」と思うのですが、この作品は序盤から「夫婦の会話のズレ」がやけに生々しいんです。
恋愛のときの“好き”じゃなく、生活の疲労と誤解で削れていく感じが丁寧で、個人的にはそこがリアルだったのが印象的でした。
次からはネタバレありの【全体のあらすじ紹介】&【全16話それぞれの簡単なあらすじ紹介】をしていきます。
ここからネタバレあり(全体のあらすじ)
1話〜序盤:離婚寸前の夫婦への「余命宣告」
ヒョヌは離婚のタイミングを探っているのに、ヘインは強がりとプライドで感情を見せない。
全視聴者が「もう一回ちゃんと話して…!」とやきもきした場面でしょう。
そんな中、ヘインが「クラウド細胞腫」という希少な脳腫瘍(作中設定の架空の病気)で余命宣告を受けます。
霧のように広がるタイプで手術が難しく、記憶が途切れたり、幻覚・人格変化のリスクもある病気。
ちなみにこの「クラウド細胞腫」という病名自体はフィクションですが、現実の病気(教모세포종=膠芽腫など)を連想させる構造みたいですね。
前半のハイライトはこの場面で、正直かなり残酷です。
なぜならヒョヌは一瞬「離婚しなくてもいずれ死別するのでは」と黒い本音が出かけるんですよね。
「夫婦仲が冷え切っている」という描写としてこれ以上ない描き方だなと思ったものです。
残酷ですけどね。
中盤:夫婦の「すれ違い」の理由が明らかになる
さらに視聴者に追い打ちをかけたのが、病気だけで夫婦が壊れたわけじゃないところ。
象徴的なのが「1031」。
ヘインの携帯の暗証番号が「1031」なのをヒョヌが知って動揺します。
これは“出産予定日”だった日付で、2人がかつて子どもを待っていた過去に繋がるんです。
夫婦って、喧嘩の原因が目の前の言葉じゃなくて「言えなかった悲しみ」だったりするじゃないですか。
このシーンはまさにそれ。
後半:恋愛だけじゃなく「財閥サスペンス」に発展
後半は恋愛と同時に、クイーンズグループ乗っ取りの陰謀が本格化します。
投資家のユン・ウンソン(パク・ソンフン)やモ・スリらが絡み、家族・経営・相続がぐちゃぐちゃに。
いわゆる「財閥ドラマ」要素が入ってきます。
このあたりは好みが分かれるかなと思っていて、私は「ラブ路線はいいのに…」と思いつつ、でも結局“守りたいものが増えるほど覚悟が試される”ので、テーマ的には噛み合っているからいいのか…とよくわからない感情になりました。
クライマックス〜最終回:生き残るのは誰で、何が残るのか
終盤、ヘインは治療の希望を求めて海外(ドイツ)に繋がる展開になり、韓国ドラマ恒例の海外ロケへ。
フランクフルトのアイゼルナー橋(南京錠の橋)など、印象的な場所も登場して「思い出」と「現在」が重なる演出が多いです。
最終回周辺は、拉致・事故・銃撃まで起きて情緒がジェットコースターです。
結末としては、夫婦は再び共に生き直し、家族の問題にも決着をつけていきます。
ただし「ただ助かって終わり」ではなく、記憶の代償など余韻を残すタイプの終わり方でした。
全16話:1話ずつ「要点だけ」ネタバレ
第1話
・冷え切った夫婦生活、ヒョヌは離婚を決意
・龍頭里の家族に離婚宣言
・ヘインが「余命3か月」と告白
第2話
・ヒョヌは表向き同情、内心は打算的な考え(離婚しなくても死別するのでは…)
・遺言書を書き換えさせる作戦が持ち上がる
・ヘインは記憶が途切れる症状に悩む
・ウンソン登場、夫婦の間に火種
第3話
・狩り(イノシシ)事件でヒョヌがヘインを守る
・ウンソンの危うさ、グレースの暗躍が見え始める
・夫婦の距離が少し縮む
第4話
・離婚の気配が周囲にバレそうになりヒョヌ焦る
・過去の流産(出産予定日)の記憶
・ウンソンとグレースが本格的に仕掛け始める
第5話
・ヨンドゥリでヘインが迷子、ヒョヌ家の温かさに触れる
・夫婦が本音で語り、抱きしめ合う
・ウンソンが距離を詰め、リゾート計画も動き出す
・ヘインは一人でドイツへ向かう
第6話
・イノシシ事件の鍵が「ダヘ」だと浮上
・ドイツで夫婦が和解し、治療の希望が見える
・離婚合意書が金庫から発覚、爆弾がセットされる
・会長マンデに罠が迫る(盗聴器・濡れ衣)
第7話
・ヘインが離婚合意書を見てしまい夫婦崩壊
・治療が効かず、ヒョヌは“怒り”で生きる気力を引き出そうとする
・ウンソンとスリが親子、乗っ取りが明確に
・ヘインが記憶を失うかのようなラスト
第8話
・記憶が飛んだヘインが「愛してる」と言い、ヒョヌ号泣
・しかし離婚は成立、2人は別れた形になる
・DNA鑑定でウンソンとスリの関係に迫る
・会長マンデが薬を盛られ意識不明、委任状で乗っ取りが進む
第9話
・ホン家が転落、龍頭里で同居生活スタート
・ヒョヌは不動産詐欺の立証へ動く
・スチョルはダヘの正体(嘘だらけ)を知る
・ヘインは過去の“助けてくれた少年”がヒョヌだと気づく
第10話
・ヒョヌは襲撃を撃退、反撃の準備を進める
・ウンソンは病気を知り、ヘインに圧をかける
・グレースを追い詰め、会長マンデの居場所探しへ
・ヘインは覚悟を決め、クイーンズに戻る
第11話
・会見でヘインが脅迫と余命を告白し倒れる
・家族が病状を知り、関係が揺れながらも修復へ
・会長マンデは認知症で記憶を失った状態で登場
・ヒョヌは“裏金”を先に見つける作戦を立てる
第12話
・ヘインは症状でウンソンをヒョヌと誤認し連れ出される
・ウンソンは“水難事故で助けたのは自分”と刷り込みを狙う
・ヒョヌはヘインを取り戻し、ウンソンは排除を指示
第13話
・マンデの葬儀、裏金はすでに動かされた後
・ヘインは録音ペンの音声で家族への思いを知る
・手術は成功の可能性があるが、長期記憶喪失のリスクもある
・ヘインは離婚を取り消し、夫婦はドイツへ
第14話
・記憶を失う恐怖と「生きてほしい」の衝突
・ヘインを狙う事故(車炎上の危機)
・ヘインは手術を決意、ヒョヌは逮捕される
・ウンソンがヘインのそばへ入り込む
第15話
・ウンソンは手帳を燃やそうとするが、大雪で焼け残る
・手術後、ヘインは記憶喪失。ウンソンが嘘で疑念を植え付ける
・ヒョヌは裁判で無罪へ
・ヘインは手術前の仕掛けで水族館へ向かい、記憶の扉が動き出す
第16話(最終回)
・ヘインは手帳でヒョヌの存在を思い出し会いに行く
・ウンソンが暴走し、ヒョヌは事故・拉致・銃撃の修羅場へ
・ヒョヌが身を挺して守り、ウンソンは最期を迎える
・夫婦は元の姿を少しずつ取り戻していく
個人的な感想・レビュー
ここからは「涙の女王」を観た私個人の感想です。
刺さったところと気になったところを書いていきますね。
刺さったところ1:夫婦の“感情”がリアルだった
このドラマ、派手な事件よりも、地味な会話を聞いているのが辛かった。
謝れば済むのに、謝れない。
優しくしたいのに、言い方が最悪になる。
そういう自分の身の回りでも起きるであろうことがリアル。
だからこそ後半の「俺は味方だ」がめちゃくちゃよかった。
特に「1031」の件は、視聴者が勝手に想像していた夫婦像を壊してくる感じがありました。
しかもそれを、説明じゃなく“暗証番号”で表現するのが凄い。
刺さったところ2:重いのに、ちゃんと笑わせる
個人的に、明らかに重いテーマなんですけど、軽やかでコミカルな場面もあるがすっごくよかった。
ずっと泣かせにくる感じだと疲れるんですけど、ヨンドゥリ村パートの温度感がいいクッションになっていましたね。
刺さったところ3:男女の役割がひっくり返ってる
「財閥の妻(強い)×田舎出身の夫(婿入りで苦労)」という逆転してる構図も新鮮でした。
男性側が“支える側”“泣く側”になる場面が多くて、それも他の作品にはない魅力だと思います。
気になったところ:後半の事件は好みが割れそう
後半は「それも起きるの!?」の連続で、恋愛・闘病・陰謀・アクションが全部盛りです。
私は楽しみ切りましたが、恋愛の余韻に浸りたい人は、サスペンス要素が多すぎると感じるかもしれません。
実際、最終回の展開には賛否が出てたみたいなので…
どんな人におすすめ?
・恋愛だけでなく「結婚生活のリアル」も見たい方
・泣ける作品が好きだけど、ずっと重いのは苦手な方(コメディで救われます)
・財閥もの、陰謀ものが好きな方
逆に、闘病描写や夫婦のすれ違いがしんどい時期の方は、心の体力があるときに見るのが良いと思います。
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