イドンウクの最新ドラマ「優しい男の物語」を観た感想!

今回はイ・ドンウク主演の最新ドラマ「優しい男の物語」を観た感想をつらつらと書いていこうと思います。

彼が40歳を過ぎた頃から「この人これで40超えか…」と思いながら観ていますが、今回もつくづく思いましたね。

さて、作品についてはイ・ドンウクのギャップにしてやられた…という感じでしたね。

これを見る前に「シングル・イン・ソウル」を観ていて、あれはイ・ドンウク本人役なのでは?と思うくらい自然だったわけですが、今回はうってかわって運命に抗うヤクザの息子役。

ギャップに風邪を引きそうになりながら、しっかり楽しみました。

それではどうぞ。

この記事を書いた人

Kコンテンツ歴約6年

母の影響で韓国にハマる。

勇気がなくて整形は無理。

目次

『優しい男の物語』のあらすじ紹介

2025年7月18日より配信開始された、イ・ドンウク主演の韓国ドラマ「優しい男の物語」は、ヤクザ一家の三代目として生まれながらも“文学を愛し優しさを秘めた”男と、歌手を夢見ながら病気の母を支える初恋の女性の再会から始まる“宿命×愛”のラブロマンス。

主人公であるパク・ソクチョル(イ・ドンウク)は、三代にわたるヤクザ一家の最年長の孫で、荒れた裏社会で生きてきたものの、幼少期には「小説家になりたい」「文学を愛して詩を読みたい」といった夢を抱いていました。

一方、カン・ミヨン(イ・ソンギョン)は、幼い頃にソクチョルと初恋の記憶がある女性。現在は病気の母親を支えながら、小さなバーで歌い続け、かつては歌手を目指していたものの舞台恐怖症に悩みつつも“夢”を捨てずに生きています。

この二人が、過去の別れとすれ違い、そしてそれぞれの“宿命”や“影”を背負って再会、物語が始まります。

ソクチョルの裏の世界での抗争、ミヨンの夢と現実のギャップ、そして「愛する人を救いたい」「自分自身を変えたい」という願い…

二人は互いを救い合おうとするものの、暴力の世界・過去の罪・夢の失敗に直面していきます。

ドラマは全14話構成で、1回につき2話ずつ金曜日に配信される形式。配信プラットフォームは国内ではDisney +で独占配信されています。


『優しい男の物語』を観た感想

冒頭から、ソクチョルの生活を見るわけですが、とにかく“重み”があります。

三代続くヤクザという宿命のもとで、暴力・抗争・裏社会という暗い世界に染まっていく様子と、「文芸を愛する」「詩を読む」「作家になりたかった」という彼のもう一つの顔から「これ、ハッピーエンドはあり得るんか?」と思ってしまうと同時に引き込まれます。

一方、その対比としてミヨンのすべてが美しすぎる。

夢を追う歌手志望ながら、母親を支え、小さなバーで歌い、舞台恐怖症というハンデも抱えながらそれでも前を向く。

観進めるほどに「応援したい」という気持ちが強くなる存在でしたね。

そして、初恋の人との再会シーン。もう、胸がキュッとなる瞬間でした。

幼い頃の記憶と今の現実、その間にあった時間の隔たり。

ソクチョルはあくまで裏世界の男、ミヨンは夢と現実の間で揺れる女性。

お互いの環境が変わってしまったこと、抱えてきたものが違うことが“再会”に伴う揺らぎとして丁寧に描かれています。

観ていて印象的だったのは、「優しさ」という言葉の持つ意味が場面場面で異なる点です。

ソクチョルの優しさは、暴力的な世界を生き抜くために封印されたまま。ミヨンの夢も、舞台に立つという喜びの裏に恐怖が隠れています。

二人が再び歩み始めるには、自分自身の過去と幻想、守りたいものと失いたくないものを整理しなければならない。

そこに“すれ違い”と“理解”が入り交じることでどんどん魅力的な物語になっていました。

また、ソクチョルの組織抗争、ミヨンを取り巻く現実的な困難、妹や家族との関係などの“脇”のエピソードも濃く、中盤あたりから「ただのラブロマンス」ではなく“人生をかけた選択”のドラマに姿を変えていくのが興味深かったです。

後半では、物語のテーマが「夢」「過去」「救い」というキーワードに移ります。

ミヨンが再び歌う舞台に立つための恐怖と向き合う場面、ソクチョルが自分の宿命に挑む決意を固める瞬間。

ストーリーが明らかに加速し、序盤に思った「ハッピーエンドあり得るのか?」という感想に答えが出る!と途中で観るのを辞める…という選択肢はなくなりましたね。

さて、全話観終わって思ったことは、14話という比較的コンパクトな構成ゆえ、最後までテンポよく収束に向かう印象を受けました。

「運命の再会→揺れ→選択→成就/救い」という、王道パターンのラブストーリーでした。

ただ、そこに宿命・暴力・夢・家族といったテーマが掛け合わされているため、“甘くない”物語になっていました。

全体的に満足な作品でしたが、ただ一点、「恋愛ドラマとしてのときめき」がもう少し強ければさらに広く支持を得ただろうなと感じた部分もあります。

「相性がもう一歩」などの声もあるようですが、それでも深い感情ドラマとしては満足できる一本だと思います。


『優しい男の物語』がオススメできる人はこんな人

  • 単純なラブコメではない「過去・宿命・選択」が絡む恋愛ドラマを求めている方
  • 主人公が裏社会、暴力的世界、生きづらさを抱えており、それでも“優しさ”を失わない姿に惹かれる方
  • 夢を持ちながら現実に挫折したヒロインの描き方に共感したい方
  • 主演俳優イ・ドンウクの新境地を観てみたい方(ヤクザ×文学好きというギャップ)
  • 韓国ドラマを観る際、「感情線が濃い」「演出・脚本が丁寧」という作品を求めている方

逆に言えば、軽くテンポよく笑えて終われるラブコメを探している方には、少し重めに感じられるかもしれません。


主演俳優イ・ドンウクのプロフィール

  • 名前:イ・ドンウク(Lee Dong-wook/韓:이동욱)
  • 生年月日:1981年11月6日 生まれ(2025年時点で43歳)
  • 出身地:韓国・ソウル特別市
  • 身長:184cm
  • 血液型:B型
  • 所属事務所:STARSHIPエンターテインメント(キングコング by STARSHIP)
  • デビュー:1999年ドラマ『道の外にも世界はある』にて俳優デビュー。
  • 特徴:モデル出身でもあり、端正なルックスや長身を活かして俳優としてだけでなく広告・撮影でも活躍。演技幅も広く、ラブロマンス・ファンタジー・アクション・サスペンスまでジャンルを横断しています。

イ・ドンウクさんは「魅せる男」だけでなく「演じる男」としての存在感が年々強まり、「優しい男の物語」では“暴力と優しさを併せ持つ男”という新たなイメージにチャレンジ。

インタビューでもその覚悟を語っています。


イ・ドンウクの出演するドラマのオススメ3選

1. トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜(2016)

ファンタジー×ラブストーリーの金字塔的作品。イ・ドンウクさんは死神役として登場し、重厚なストーリー展開とともにコミカルな絡みも見せる名演。
大人のラブロマンス、ファンタジー好きに強くおすすめ。

2. 九尾狐伝〜不滅の愛〜(2020)

韓国で伝説的な妖狐伝説をベースにした作品。イ・ドンウクさんは九尾狐ヨン役を演じ、シリアスな雰囲気と穏やかな魅力を兼ね備えた演技が光ります
ミステリー・ファンタジー・大人の恋愛を一度に味わいたい方に。

3. 真心が届く~僕とスターのオフィス・ラブ!?~(2019)

ラブコメとしての軽やかさと、主人公の人間的な成長が魅力。イ・ドンウクさんが演じる硬派な弁護士が、トップ女優のヒロインと“仕事を通じて惹かれあう”物語です。
“俳優イ・ドンウク”をラブコメで楽しみたい方にぴったり。


まとめ

『優しい男の物語』は、ラブロマンスの枠に収まりきらない、宿命・暴力・夢・家族というテーマを抱えた作品です。

主人公ソクチョルの“優しさ”が、ただの癒しではなく、生き抜くための武器であり、その裏にある闇や葛藤が丁寧に描かれています。

ヒロイン・ミヨンの夢と現実のギャップもリアルで、観る者に“応援したい”という気持ちを抱かせます。

また、イ・ドンウクさんという俳優自体が、これまでのファンタジー・ラブコメのイメージを越えて、この作品ではより“深みのある男”を演じており、彼のキャリアを追ってきたファンには必見でしょう。

「ただ甘い恋愛を観たい」というニーズに応える作品というより、「人生のどん底から這い上がる愛と選択の物語」を求める方にこそ刺さるドラマです。

感情の起伏・演出の丁寧さ・役者の重厚感という点で、観終わったあとにじんわりと余韻が残るタイプの作品でした。

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韓国文化にどっぷりなエンタメ大好きな人が趣味で書いてます。
好きなものをつらつらと書いているので、考察が浅かったりしますが、生ぬるい目で見ていただけると嬉しいです。

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