イ・ミンジョンのプロフィール

- 名前:イ・ミンジョン(Lee Min-jung / 이민정)
- 生年月日:1982年2月16日
- 出身地:韓国・ソウル特別市
- 学歴:成均館大学 演劇学部
- デビュー:2004年頃、舞台・映画で活動を開始
- 所属事務所:MS Team Entertainment
- 家族:俳優イ・ビョンホンの妻(2013年結婚)、2児の母
- 特徴:祖父は著名な画家・朴魯邵。舞台経験を経て、ドラマ・映画で幅広いジャンルに挑戦し、安定した演技力と上品な美しさで高い人気を誇る。
出演映画とその見どころ
『Wishing Stairs(2003)』

韓国のホラー映画「女校怪談」シリーズの第3作。
このときのイ・ミンジョンはまだ21歳。
若手女優として存在感を示した作品です。
『Someone Special(2004)』

淡い恋愛模様を描いたロマンティック作品。
主要なキャストではないため、イ・ミンジョンが出ている作品として楽しめるわけではないですが、女優としてのキャリアを着実に積んでいることがわかる作品でした。
『Wet Dreams 2(2005)』

青春コメディ映画。
こちらも主要キャストではないですが、初のコメディ作品出演ということもあり、演技の幅が広がったことを実感する作品でした。
『Moodori(2006)』

田舎を舞台にした人間ドラマ。
作品の規模としては大きくないものの、イ・ミンジョンの演技が上手いことがよく分かる作品でした。
『Pruning the Grapevine(2007)』

インディペンデント作品で、二面性を持つ女性を演じました。
イ・ミンジョンが注目され出した作品であるという印象。
気になる人は見て損はしない作品。
『ペントハウス エレファント(2009)』

心理サスペンス。
主人公ヒョヌの妹で、女好きであるユン・ミンソクの妻を演じました。

出演されていたチャン・ジャヨンがこの映画の公開前である2009年3月に縊死されたことでも有名な作品。
『白夜行-白い闇の中を歩く-(2009)』

同名小説を基にしたサスペンス映画。
ミステリー作家・東野圭吾の人気作が原作。
日本でも綾瀬はるか・山田孝之主演でドラマ化(2006)、堀北真希、高良健吾主演で映画化(2010)されています。
個人的には日本版の映画かドラマを見たあとに見ると見え方が違うので、複数回見ることをおすすめします。
『Cyrano Agency(2010)』

恋愛代行をテーマにした大ヒットロマンティックコメディ。
ヒロイン・ヒジョン役で主演を務め、自然な感情表現とコメディの掛け合いで高評価を得ました。
キャリアの転機となった代表作。
『Wonderful Radio(2012)』

ラジオDJとして再起を目指す女性を演じた主演作。
明るさと苦悩を行き来する姿を見事に表現し、女優としての幅広さを証明しました。
『Switch(2023)』

大晦日を舞台にしたコメディドラマ映画。
スター俳優の人生が入れ替わる物語で、成熟した存在感と温かみある演技を披露。
イ・ミンジョンの出演ドラマと見どころ
初期の出演作品
- 『Love Me When You Can』(2004)
- 『Wife』(2004)
- 『Love Hymn』(2005)
- 『The Bizarre Bunch』(2005–2006)
主に脇役として出演。目立った露出はないものの、そのビジュアルと演技力から存在感を出した時期ですね。
女優として転機になった作品
- 『Boys Over Flowers(2009)』
大ヒットドラマで、主人公ジフの婚約者役として登場。短い出演ながら知名度を一気に上げるきっかけに。 - 『Smile, You(2009–2010)』
御曹司と財閥令嬢の恋愛を描くドラマで主演。明るく愛らしいキャラクターが大好評となり、“国民的女優”としての地位を確立しました。
主演級ドラマ
- 『Big(2012)』
コン・ユ主演のファンタジーロマンス。年齢差・入れ替わりをテーマにした物語で、ヒロインを演じ、切ない感情を体現。 - 『Cunning Single Lady(2014)』
元夫婦の再会を描いたロマンティックコメディ。元夫役のチュ・サンウクと共演し、笑いと共感を呼びました。 - 『Come Back Mister(2016)』
キム・スロ、Rain(ピ)らと共演。亡くなった人々が別人に生まれ変わるファンタジードラマで、温かくユーモラスな演技を披露。 - 『Fates and Furies(2018–2019)』
運命と復讐を描く濃厚なラブサスペンス。ソ・イヒョンらと共演し、複雑な人間模様に挑戦。 - 『Once Again(2020)』
家族の離婚と再婚を描くホームドラマ。温かい家族の物語の中で誠実な役を演じ、多くの共感を集めました。 - 『Boys Over Flowers Musical Adaptation Special』(特別出演)
イ・ミンジョンの推しポイント
1. 自然体の演技力
誇張を抑えた表現で、キャラクターをリアルに感じさせる演技が魅力。
日常的な感情の揺れを丁寧に描くのは彼女ならではと言えます。
2. コメディとシリアスの切り替え
ラブコメで見せる明るさと、サスペンス作品での緊張感ある演技。
その両方を自在に切り替えられるのも魅力の一つ。
3. 舞台仕込みの存在感
演劇出身らしく、発声がよく聞き取りやすい。
スクリーンやドラマでも“芯のある”演技が目を引きます。
4. 上品な美しさ
清潔感と上品さを兼ね備えたビジュアル。

華やかでありながら親しみやすさを感じることができるのも人気の理由でしょう。
5. 成熟した女性としての厚み
結婚・出産を経て人生経験を重ね、より深みある演技が可能に。
近年の作品では大人の魅力を発揮している。
まとめ
イ・ミンジョンは、映画では『Cyrano Agency』『Wonderful Radio』で主演を務め、女優としての評価を確立。
ドラマでは『Smile, You』『Cunning Single Lady』『Once Again』などで主演級として活躍し、コメディからシリアスまで幅広い役柄に挑戦してきました。
舞台経験で培った芯の強さと、自然体の演技力、上品な美しさを兼ね備えた実力派女優。
今後もさらなる活躍が期待されます。

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